目次
- 2歳児の言葉の理解度と特徴
- こんな場合は大丈夫!見守ってほしい行動とは?
- 医療機関に相談したい反応
- 子供にどんどん話しかけよう!オススメの遊び方と絵本の読み聞かせ
- 2歳児の言葉の理解度と特徴の目安
- 理解度
身体部位や上、下などの識別ができるようになります。
指さしができるようになります。
物に名前がある、人に名前があることがわかるようになります。
お友達の名前がわかる。お友達の区別がつくようになります。
- 言葉の特徴
「これ ちょうだい」「パパ バイバイ」などのように二つの単語を使ってお話しするようになります。
言葉の数が増えてくると「これは?」などと質問をするようになってきます。
また、名前に興味を持ち始め、ママ、パパ、おじいちゃん、おばあちゃん、お友達の区別がつくようになります。
身近な人の言葉を真似するようになります。
2.こんな場合は大丈夫!見守ってほしい行動とは?
喋ることはできないけれど、親の言っていることは理解できている。
同年代の子供と仲良く遊べる。
特別なこだわりがない。
生活習慣にも気がかりな点はない。
「ブーブー」や「バイバイ」しか言わなかったのに、3,4歳くらいから急激に言葉を話す子供がいます。
男の子に多い傾向がありますが、「言葉の爆発期」と言われる今までに脳にストックされていた言葉を急に発するようになる時期が来ます。
私事ですが、姪の一人は3歳を過ぎるまで喋りませんでしたが、その後急に会話が増えて小学校高学年になった現在では何も問題ありません。
子供に出来るだけ話しかける、他のお子さんと遊ばせる、絵本の読み聞かせをするなど会話を促すようなことはもちろん大切です。
それでも喋らなくてお母さんもお子さんもストレスを感じるようになると、本末転倒になってしまいます。
少しでも他のお子さんと違うことがあれば焦りを感じてしまうことは私も過去に経験していて、そのお気持ちはよくわかります。
「言葉の爆発期」は遅かれ早かれ子供の成長過程で必ずやってきますので、楽しくお子さんと接してあげて下さい。
3.医療機関に相談したい反応
こんな場合は発達障害・知的発達の遅れの可能性があります。
- 話を理解しない
- 視線を合わさない
- 他人と関わらない
- 全く話さない。
また、次の場合は難聴の可能性があります。
- 視界に入っていない人が話していることに気づかない。特に、ほとんど気を散らすものが周囲にないときにもそうである。
- テレビのボリュームが他の家族にとっては十分に聴き取れるときでも、テレビの近くに座る。
- テレビやステレオのボリュームを不自然なぐらいまで大きく上げる。
- 強くて大きい音に反応しない。
「2歳までに単語をが出ない」「3歳までに二語文を話さない」のどちらかが当てはまる場合は、医療機関を受信しておくと安心です。
かかりつけの小児科医や地元の保健所などに相談すると、必要な場合は専門機関に紹介してもらえます。
また、1歳半健診や3歳児健診などの集団健診の際に合わせて相談することもできます。
4.子供にどんどん話しかけよう!オススメの遊び方と絵本の読み聞かせ
①子供への話しかけを工夫してみよう
まずは「よくできたね」「上手に言えたね」と褒めてあげましょう。
子どもと大人が同じものに注目して反応し、言葉でコミュニケーションをとることが大切です。
例)犬を見て「わんわんだね」「毛がふわふわしているね」「しっぽが大きいね」などと話しかける➡目と耳の両方から情報が入り、刺激を受ける。
子どもがこちらを見たら「なあに?」「かわいいね」など子どもの表情に合わせた言葉をかけて子どもの反応に応えてあげましょう。
そうすることでコミュニケーションの発達が促され、言葉の発達にも繋がっていきます。
②体を動かして遊ばせよう
無意識に全身使って遊ぶことで多くの筋肉を動かし、そのことが脳に刺激を与えて活性化させます。
特に外遊びは室内での遊びに比べて脳への働きかけが格段に強くなります。
歩いたり走ったりはもちろんのこと、天候や気温の変化によって体温の調節機能なども高めます。
また、体を動かすことで心も解放され、「キャッキャッ!」「アハハ」などと自然と声をあげてて楽しんであそびますよね。
声をあげることで舌の筋肉や表情筋を自然と鍛え、口腔機能を発達させて行くのです。
⓷絵本の読み聞かせをしよう
私は初めての子育てで悪戦苦闘していたときに、当時同じ社宅に住んでいた先輩ママから絵本の読み聞かせの大切さを教わりました。
生後3,4ヶ月目から読み聞かせを始め、好みの本はそれぞれ違いますが二人の娘は絵本が大好きになり、2歳前後でお喋りを始めました。
特に二歳頃は、「言葉の爆発期」と呼ばれる急激な語彙獲得の時期にあたり、読み聞かせが話し言葉を豊かにする一つの促進要因となります。
読み聞かせを続けることによって次第に親子両方で交代しながら対話ができるようになったり、子どもから「これ、なに?」などと質問できるようになります。
このように絵本を通して子どもが親とコミュニケーションをたっぷりとはかることで情緒が安定し、感性豊かな子どもに育ちます。
親御さんも、子どもに優しく声をかけるように読み聞かせるので心が穏やかになり、リラックスできます。
是非親子のコミュニケーションの時間として、絵本の読み聞かせを寝る前の習慣に取り入れて下さいね。
まとめ
いかがでしたか?
言葉の発達スピードは個人差が大きく、子どもによってまちまちです。
他の子どもと比べて焦るよりも、子供と一緒にたくさん触れ合っていきながら子どもの様子を見守ってあげましょう。
親子で楽しく体を動かして遊んだり、子どもの反応に応えてたくさん話しかけていくうちに、自然と言葉が出てお話上手になることも多くあります。
それでも、2歳になって単語が出ない、3歳になっても二語文を話せないなどの心配な状況がある場合は一度専門機関に相談しておくと安心です。